ガンランド

ワルサー PPK/S ヒトラー金子 カスタム マルシン

余寒厳しいこのごろでありますが、いかがお過ごしでしょうか。

今回の銃の紹介は前回にも言っていた通りハンドガンの紹介になります!

それがこちらの「ワルサー PPK/S ヒトラー金子 カスタム マルシン」になります!

銃を好きな人であれば常識レベルの銃ではないでしょうか、このワルサーPPKは有名な映画「ジェームズ・ボンド」の愛銃としても知られ、とても人気のあるハンドガンです。

ワルサーPPKの歴史

ワルサーPPKは、ドイツのカール・ワルサー社が開発した小型セミオートマチック拳銃で、警察用拳銃として開発されていたワルサーPPを私服刑事向けに小型化した銃です。名称にあるKのイニシャルはドイツ語で「刑事用」を意味するクリミナール(Kriminal)の頭文字らしいのですが、前回紹介したKarabiner 98 Kurz 1942と同じクルツ(Kurz)の頭文字だとも言われております。

警察からの要請で、拳銃を携行する私服警官向けのコンパクトなモデルとして設計され、1931年に発売を開始しナチス・ドイツ時代(1933年 – 1945年)には、ドイツ国防軍、国家社会主義ドイツ労働者党の準軍事組織などに制式拳銃として採用されていました。また、当時のドイツ軍総統アドルフ・ヒトラーもワルサーPPKを所持しており、彼が1945年の自殺に用いたのもワルサーPPKだったそうです。

このワルサーPPKには様々な派生型が存在します、ジェームズ・ボンドも使用していた PPK/S 、アルミ製レシーバーを採用した軽量モデルPPK-L、ハンガリーの銃製造会社がワルサーPPの設計を元に開発・製造したPPK/Eなどがあります。

お買取りさせて頂いたお品物の状態

今回紹介させていただいている「ワルサー PPK/S ヒトラー金子 カスタム」はPPK/Sのモデルなのですが、その後に書いてある通り「ヒトラー金子」と呼ばれる方がカスタムを施したマルシン製のハンドガンになります!

商品を調べるにあたり「ヒトラー金子」さんについても少しばかり調べてみたところ、この方はPP系のカスタムを多く手掛けられているらしく、カスタムの出来も大変素晴らしいものになっております!

表面は綺麗にブルーイングが施されており、上の画像のにある文字の刻印に至っては、元の商品の刻印が浅く、ブルーイングの下地作りの段階で消えてしまうため、新たに掘り直されているそうです。

最後に

この様な素晴らしい仕事がされている銃に出会えることは、銃の買取をさせて頂いている身としてはとてもうれしい瞬間ですね!

恐らく次回もハンドガンの紹介になると思いますのでお楽しみに!

To be continued…