酷寒の季節となりましたがいかがお過ごしでしょうか
今回ガンランドで買取をさせて頂いたもので紹介させていただく銃はこちらの「タナカワークス Karabiner 98 Kurz 1942 」になります!
この銃はKar98kやK98kと略されて呼ばれたりされますが、正式名称はKarabiner98kとなっています、Karabiner(カラビナー)は騎兵銃の意味で、98はこの銃の前身であるGew98が制式採用された1898年を示し、末尾のkはkurz(クルツ)ドイツ語で短いと言う言葉で、騎兵は馬上射撃が求められ、取回しのしやすさから短めの全長が良く、背負った場合の安定性から負革(銃を背負ったり、射撃の際に腕と銃とを固定するために用いるベルト)が銃側面に存在すること等が、騎兵銃の形状の特徴であるため、これが転じて後のドイツでは負革が銃側面に付く小銃をKarabinerと呼ぶことになったそうです。
Karabiner 98の歴史
ナチス・ドイツで開発されたボルトアクション式小銃で、1935年6月にドイツ国防軍の正式小銃として制式採用された後、1945年まで生産されました。
制式採用時点で、アメリカやソビエト連邦等では半自動小銃の実用化が進められており、既に旧式化しつつありましたが、命中精度や安全装置の設計に優れ、高い信頼性や生産性から1945年終戦まで生産が続けられ、総生産数は1,100万丁を超えると言われております。
しかし、Kar98kの総生産数は、戦火や戦後の混乱で記録が失われていたり、また相互に矛盾する記録が存在することなどもあり、正確な数値は不明となっています、ですが生産された銃にはシリアルナンバーが刻印されている為、現存するものについて、これをメーカーごとに詳細に記録し、集計することでその総数を推計する方法があり、その最新結果では1934年から1945年に1130万丁程生産されたそうですが、Kar98kはドイツ国内に限らず、占領下にあったオーストリアやチェコスロバキアでも生産がされていた為正確な数値はいまでも分かってはいないそうです。
また、このK98kは様々なアニメやマンガにも登場しており、スタジオジブリの「紅の豚」や「ハウルの動く城」、「鋼の錬金術師」や「ルパン三世」でも描かれており、この銃の知名度の高さなどが伺えます。
今回買取させていただいた商品の状態
そして今回買取をさせて頂いた「Karabiner 98 Kurz 1942」は1942年に生産されていたモデルになっております!
ボルトアクションの銃という事もありダミーカートを込めてコッキングをしてトリガーを引いて排莢をするところまでしっかりできるようになっており、動かしていて楽しいモデルガンなのですが、木製のストックでしっかりと作られておりますので、壁などに掛けて飾ったり、立て掛けて置いておくだけでも存在感があるので観賞用としてもとてもよくできたモデルガンになっております!
ガンランドでは1月にハンドガンのモデルガンを数多く買取させて頂きましたので、次回はハンドガンの紹介をさせていただければと思っております。
To be continued…