春分の時期を迎えましたがいかがお過ごしでしょうか、ガンランドです!
今回もガンランドで買取をさせていただいたモデルガンを紹介させていただきたいと思います!
今回紹介させて頂くのは「マルシン LUGER ルガー P-08 パラベラム 8インチ」になります!
あのルパン三世の「次元大介」が使用していた事もあるので、この銃は、かなりメジャーな銃なのではないでしょうか?
ルガーP-08の歴史
この「ルガーP08」は1893年にドイツ帝国で開発された世界初の自動拳銃「ボーチャードピストル」をオーストリアの銃器設計家の「ゲオルグ・ルガー」が改良したもので、後にこの「ルガーP08」は「自動拳銃黎明期の成功作の1つ」と呼ばれました。
「ルガーP-08」の組立は、当時の工作機械では部品の精度を均一化して製造することが困難であったため、一丁ずつ熟練工の手作業で各部品を調整しながら製作されていました。
そのため同型の製品同士の部品に互換性が無く、シリアルナンバーを刻印して混用を防ぐようにされていました。
P-08は各部品が入念な調整で組み上げられているので、射撃精度に定評があったのですが、砂埃などの汚れに弱く、潤滑油が不足するとしばしば動作不良が起きていました。そのため野戦向きではなく、将校用の拳銃としての配備が想定されておりました。
実際に当時のナチス(ドイツ)の幹部たちは金メッキされた特注のルガーP08を贈り合ったそうです。
それと、この「ルガーP-08」には様々なバリエーションの物が存在します。スイス軍向けに軽量化され安全装置の改良がされた「P1900」。ドイツ帝国海軍向けに照準距離切替式のリアサイトが備えられた「P04」。そしてドイツ帝国陸軍向けに造られた「P08」などが存在します。
またハンドガンにライフル銃の様なストックを付けて運用された「ルガーカービン」「ランゲ・ラウフ」なども存在します。「P1900」「P04」「P08」はそれぞれ1900年、1904年、1908年に採用されたことからこのように呼ばれています。
ルガーP-08の機構
この銃の特徴は何と言っても上の画像にある通りの独特な作動方式でしょう。
この作動方式は「トグルアクション式機構」と言い、支点で二つに曲がって伸縮するもので、その動きから「尺取虫」の愛称で呼ばれています。
それとこの銃に使用されている弾薬の「9mm×19パラベラム弾」は本来「ルガーP08」のために開発された弾丸ですが、20世紀から現在にかけても、自動拳銃用の弾丸として広く使用されています。
「パラベラム」の意味はラテン語で「平和を望むならば戦いに備えよ」
という箴言から採られており、これはドイツ武器弾薬工業のモットーでもありました。
ちなみに2019年に公開されたキアヌ・リーヴス主演の「ジョンウィック パラベラム」の映画タイトルも同じ意味で使われています。
お買取りさせて頂いたお品物の状態
今回紹介させていただいている「マルシン LUGER ルガー P-08 パラベラム 8インチ」は前回のベビーナンブと同じSMG規格の銃であるため上の画像の様な金色の塗装がされております。
この塗装された状態は、偶然にも当時のナチス幹部たちが贈り合っていた状態になっていますね(笑)
また、特徴的なトグルアクションも忠実に再現されており、弾丸をマガジンに詰めてトグルを引いて排莢までの一連の動作が行えるので飽きがきません!
ガンランドではモデルガンに限らず、電動ガン、ガスガン、エアガンはもちろん実際に使われていた軍隊の服や装備、勲章なども買取させて頂いております!
査定だけでも大丈夫ですのでお気軽にお問い合わせください!
To be continued…